練習のようす

2008年10月


<指揮者 長野力哉さんを10月度の「松本練習」にお迎えして>



10月18日(土)の深志教育会館でのオーケストラ練習から、本番指揮の長野力哉さんを迎えてのリハーサルが始まりました。
まず合唱との合同曲「美しく青きドナウ」の弦楽編曲版を、ピアノ(ハープパート)を交えて譜面確認しながら練習し、次いでモーツァルトの「ディベルティメント 第2番」を、途中からは学校行事を終えて駆けつけた現役生メンバーも加わり、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」を、という順番で練習が進んで行きました。
長野さんは、音量や、その曲・その楽章の持つ音楽性などにも言及しつつ「まわりの弦楽パートの音を聴きながら、できる限り 同じニュアンスの音色で弾いてください」とか「ここではリズムを受け持つチェロは、絶対に走らないように」などと指示されながら、丁寧に指導を進めて行かれました。しかし演奏速度は、本番と同じ程度の、かなり速いテンポで! 
まだ自分のパートの音符を追いかけて弾くのが精一杯、という状況の私にとっては、 かなりの演奏技術と集中力が要求され、練習が終わる頃には疲れ果ててしまうほどの充実した練習でした。長野さんが要求されるレベルにはまだまだ届きませんが、求めている方向性は十分に理解でき、「非常に冷静に、紳士的かつ丁寧な指導をされながらも、情熱的な音楽を内に秘めている方ではないだろうか」という印象を持ちました。
練習が終わった後に聞いた、演奏メンバーからの感想もさまざまで・・・
「あれこそ本当のチャイコフスキーの音楽だ」
「真面目な指揮をされる方ですよね」
「磯部さんの指導はとても楽しかったが、また違った楽しさがありそう・・・」
「それにしても、今からあの速いテンポで練習されるとは・・・」
「あのモーツァルトの音楽表現には驚いた」
・・・などなど。まだ一度だけの練習では、とても長野さんの魅力は分かりませんが、共通して言えるのは「一生懸命に個人練習しておかないと、これから大変だ!」ということです。
3月の演奏会無事終わりましたね、大変お疲れさまでした。
皆さんいかがだったでしょうか。
意義ある楽しいリハーサルと、達成感のある良いステージとなりましたでしょうか。
ぜひご感想・ご意見ご要望等をお寄せください。



      

【 文責/志音会オーケストラ インスペクター: 宮入 徹  33回卒 】

【 撮影/志音会 会長: 林 哲郎 19回卒 】   
           


 
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